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カルナウバロウ(フレーク状)

Carnauba wax / Flake

カルナウバロウ(フレーク状)
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北ブラジルに生育する野生のカルナウバヤシの葉から精製したカルナウバ蝋100%の植物性ワックスです。葉取りの時からタイプが1号〜3号と分かれ、樹木の先端にある柔らかい葉の部分に僅かに採取できるふく粉は上質とされ1号品と呼び 、当ショップでは1号を販売しています。主成分をエステルとし、脂肪酸、樹脂などからでき、不透明な黄褐色をしています。

【特徴】ベトつきや粘性が低く、添加するほど硬質になります。また光沢性が高く、表面の艶を出すコーティングとしても使用します(写真5,6参照=採光の映り込みで、表面の滑らかさが分かります)。収縮率が低い反面、冷める工程でゆがみやひび割れが出ます(写真4参照)
※写真4,5,6は、カルナウバロウ100%を常温冷却したものです。

【溶かし方】融点80℃〜86℃と非常に高いため、ブレンド率が高いほど湯煎では溶けづらく長時間かかる上、水蒸気がワックスに混入しやすくなります。そのためIH調理器での直火(火力は中火以下にして下さい)を推奨します。また、溶けやすいフレーク状を活かし、全体的に速やかに掻き混ぜながらフレーク状をバラバラにほぐすように(溶かしきるまで一気に)混ぜ続けることがポイントです。

【キャンドルでの特徴】ブレンドした際の炎の傾向として、蝋溜まりが深く蝋壁が厚くなる、また炎は小さくなる傾向のため、ブレンドする際はオイルや他のワックス(ex.蜜蝋=相反する性質です)を補うか、15×3+2等の太い芯を使用します。またブレンドの理由として、ワックス全体の融点を上げる、仕上がりの表面を硬質に、艶やかにする等が挙げられます。
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