染料は、完全にワックスを染め、キャンドル作りで大切にしたい透明感と奥行きを与えます。顔料と違い燃焼性に優れ、濃く着色しても炎の大きさや光の存在感を妨げることはありません。そのため、良質な炎を持つキャンドルづくりを目指す場合や、普段から炎を親しんでいる方には、こちらの染料を勧めます。(各色の濃度に差がありますが概ね)染料の多くは、少量で深く濃く着色できます。デメリットとしては高温での着色時に変色しやすく、時間と共に退色や色移りしやすい性質があります。逆に顔料は燃焼性が悪く透明度は失われ色味が薄いものの、熱に強く変色、退色しにくい性質があります。そのため、顔料をお持ちの場合は、染料と顔料のメリット・デメリットを生かし混色することも有効です。当ショップでは、メーカーに特別発注している(不要なメディウムを最小限にした)稀少な粉末状を取り扱い、あらゆるワックスに対応した染料を販売しています。
・写真1は、右上から反時計回りで、黄、オレンジ、赤、茶、青、黒、紫、緑、ピンク色。全て日本製。1袋に1色、10g入り。
・写真4はパラフィン135度に紫色を1杯分入れた瞬間のカット、写真7は2杯目を入れ混ぜたカット、写真8は混ぜ終えたカットです。
・写真9は着色後、パラフィンの表面が固まり始めたカット、写真10は完全に凝固した状態のカットです。
・写真11は、共にピンク色を(目測で)1杯分入れています。僅かな量の差で大きく濃度が変わってしまう、着色の難しい1例です。
*「
小瓶(染料用)」も併せてご利用下さい。
*「
染料の量だけを変えた実験」もご参照下さい。